ローカット登山靴を初体験! デザインも快適さも◎、街でも山でも使える一足

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佐々木 春香(28歳)

登った山・ルート:青崩峠、大正池~徳澤、守屋山ほか

登山歴:7年目(冬山以外)、テント泊も

使用アイテム:Women’s Katabatic LT Low GTX – Black Sea

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フィット感・履き心地
4
グリップ・安定性
4
通気性・防水性
5
サポート性
3
見た目・デザイン
4
総合評価 4.0
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普段はミッド~ハイカットの登山靴で山歩きをしているのですが、同行者がローカットのシューズを履いており、何度も勧められるうちに興味をそそられるようになりました。ただ、「登山はハイカットの靴が基本」という固定観念があり、さらにお試しで購入するにはどれも高価なため、なかなかチャレンジできずにいました。そんな折、今回のモニターキャンペーンを見つけ、思い切って応募することにしました。

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良かったところ

  1. デザイン

    エメラルドグリーンのような色合いが好きなので、まさに好みにぴったりでした。ほかのギアとの相性も良く、統一感が出ました。最近は女性向けアウトドア用品にも、この色を取り入れたものが多いですね。
    スタイリッシュな中にちょっとした可愛らしさもあって、家に置いているときもつい見とれてしまいます。どんな場面でも使いやすいデザインだと思います。

  2. ボリューム

    普通のスニーカーよりはややボリュームはありますが、街で履いていても違和感のないサイズ感でした。私は普段、電車やバス、バイクで登山に出かけることが多いのですが、どの移動手段の場合でもストレスなく過ごせました。登山靴にしては軽くてコンパクトなので、下山してリカバリーサンダルに履き替えた後も荷物にならない点も気に入りました。普段着にも合わせやすく、旅先で軽登山をする際にも、これ1足で済むのは大きな魅力です。

  3. クッション性

    硬い石や岩がごろごろした登山道でも、舗装された道路でも、衝撃が少なく快適に歩くことができ、足に痛みが出ませんでした。過去に試し履きした他メーカーのインソールより柔らかく、クッション性があるせいでしょうか。安定感も抜群で、ローカットに対する不安はすっかり払拭されました。トレイル中にかかとが抜けてしまうこともなく、それでいて脱ぎ履きがしやすいと感じました。トレイルランナーやファストハイカーだけでなく、エントリーレベルの一般ハイカーにもお勧めできる一足だと思います。

  4. グリップ

    雨の翌日に登ったのですが、これまで使っていたシューズでは滑ってしまうような場面でもしっかりグリップが効いて、安心感がありました。ソールが柔らかめなので、雑に足を置くと滑りますが、そのような歩き方をしなければ全く問題ありません。ゴアテックスで防水性も備えているので、多少の水たまりを気にせず歩けるのもよいと思いました。

  5. サポーターとの干渉がしにくい

    最近足首を怪我してしまい、足の内側と外側に硬いプラスチックが入ったしっかりめのサポーターを使用しているのですが、ローカットですとそのサポーターを干渉せず快適に履けました。その状態でも靴紐で十分に調整でき、締め付け感もありません。ミッドカットの靴ではくるぶし部分が痛くなってしまっていたため、特殊なケースではありますがとても助かりました。

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気になったところ

  1. 靴の幅、靴紐の長さ

    サポーターをしている足はちょうどよかったのですが、健側では横幅にかなり余裕がありました。小指の外側に指1本分以上の隙間ができる感覚です。
    靴紐も大きなリボン結びが2回できるほどの長さがあり、アメリカのブランドはそういうものなのかなとも思いましたが、レディースはもう少し足幅に合わせたフィッティングでもよいかと思いました。

  2. 荷物が重い時

    ソールが柔らかめなので、重い荷物を背負うと安定感に欠け、余計に疲れてしまいそうです。
    シーンによって使い分けるといいのかも知れません。

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今回履いてみて、ローカットシューズでも十分に快適で、安心して山歩きができることが分かりました。デザインも好みの色合いで、街や旅先での使用にも違和感なし。軽量でコンパクトなので荷物にならないのも嬉しいポイントでした。
さらに、通販サイトで購入する際のサイズ交換キャンペーンや、まだあまり知られていないブランドだけに他の人と被りにくいのも魅力的。
ハイカットと使い分けることで、日帰りや軽登山などさまざまなシーンで活躍してくれそうです。

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