過酷な山行も安心。重装備でも頼れるグリップ力と安定感抜群のローカットシューズ

monitor 03 :

増田 雄一(42歳)

登った山・ルート:雨飾山、西吾妻山、尾瀬ヶ原、鳥海山、後立山連邦

登山歴:3年

使用アイテム:Men’s Katabatic LT Low GTX - Black Sea

masuda.nature_photo

フィット感・履き心地
4
グリップ・安定性
5
通気性・防水性
5
サポート性
5
見た目・デザイン
5
総合評価 4.8
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私の登山する目的は「山頂、道中での美しい景色を撮影すること」です。日帰り登山でもカメラ2台、三脚2本、レンズ4本程度を持ち歩くため、荷物の重量は常に10㎏程度になります。当然ながら、転倒のリスクを最大限排除するために、足元のシューズにはかなり気を遣ってきました。

従前はハイカットのシューズを使用してきましたが、いかんせん重い。そこで他社のローカットシューズを購入しましたが、グリップとサポート性にとても不安を感じるもので、もうローカットは無理かな、と諦めていました。"

そんな時にこのモニター企画を拝見し、最後の機会と思い応募させていただきました。ご縁があり当選し、6月21日にシューズが到着。せっかくの機会なので目一杯使い倒そうと思い、以下の日程、目的で使用させてもらいました。

  • 6月22日 雨飾山 距離:7.9㎞ 標高(登り):1,046m 目的:雪渓のトラバースとザレ場
  • 6月28日 西吾妻山 距離:6.4㎞ 標高(登り):406m 目的:雨上がりの濡れた岩場
  • 7月14日 尾瀬ヶ原 距離:14.2㎞ 標高(登り):161m 目的:朝露に濡れた木道
  • 7月22日 鳥海山 距離:15.6㎞ 標高(登り):1,382m 目的:ナイトハイク、岩場の急登
  • 7月25日 後立山連峰縦走(唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳) 距離:28.9㎞ 標高(登り):3,222m 目的:ロングトレイル、八峰キレット、ザレ場の下り
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様々な場所でテストを重ねて行き着いた結論は、「素晴らしく安心感がある」ということ。

上記のトレイルは相応に過酷で、以前使用していたローカットのシューズではグリップが確保出来ずストックに頼らなければならなかったり、滑っていた環境でした。ところがこのシューズはしっかりグリップします!濡れた岩場や木道など、今までは恐る恐る体重をかけていた場面でもグリップするので、安心して体重を任せられます。そうすると、これまで一歩ごとに払ってきた過剰な注意から解放され、疲労感も軽減されたように感じました。私がローカットシューズに求めていた機能を十二分に備えており、本当に頼もしい一足だと感じました。

フィット感ですが、他社商品と比較すると指の外側が若干広い気がしました。ジャストサイズを選択することをお勧めします。

通気性・防水性は他社商品やハイカットブーツと比較して遜色ありません。というか、ここはもう差別化は難しいレベルまで洗練されていると思います。

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サポート性もしっかりしています。私は星空の撮影をするためにナイトハイクをしますが、暗い中でも足元をしっかり支えてくれるので、安心して進めます。

値段はやや高額ですが、足元の安心感が欲しい方、ローカットで過酷な山行を計画されている方には、最高の1足ではないでしょうか。ぜひ使ってみてください。

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